東京の魅力を新たな視点で楽しむ方法として、クルーズが注目されています。東京都も「東京舟旅」としては、舟に乗って東京の水辺をちょっと旅する、をコンセプトに多彩な船旅を提供する取り組みも行っています。とくに、乗船のみのプランは手軽に楽しめる体験です。水上から見る東京の街並みや夜景は、陸上では味わえない特別な景色が広がります。
目次
乗船のみのメリット
乗船のみのプランには多くのメリットがあります。まず、手軽に東京のクルーズ体験を楽しむことができる点が挙げられます。食事を気にせずに乗船時間を満喫できるため、観光や移動の合間に気軽に利用できます。
また、乗船のみのプランはコストパフォーマンスも優れています。食事料金を気にせずに船の旅を楽しむことができるため、予算を抑えつつも充実した体験が可能です。家族や友人と一緒にリラックスしながら過ごす時間は、日常を忘れさせる至福のひとときとなることでしょう。
東京で人気のクルーズプラン
東京では多様なクルーズプランが展開されており、そのいくつかをご紹介します。
観光クルーズ
観光名所を巡るクルーズでは、神田川や小名木川などの小型船しか通航できない河川から、隅田川のような東京を代表する河川まで、東京都内に存在する様々な河川を運航するルートが組まれています。神田川では仙台藩が開削したお茶の水切り通しを通過したり、小名木川では水位が昇降する特殊な水門で水のエレベーターを体験したりと、船ならではの体験をすることができます。
また、東京湾に出るクルーズも外せません。隅田川を下って東京湾に船が出れば、一気に視界が開けて東京湾の壮大な景色が楽しめます。東に豊洲市場と晴海フラッグのマンション群、南にレインボーブリッジ、西に汐留、麻布の構想ビル群が一望でき、大都会にいながら視界を遮ることのない解放感抜群の景色を満喫することができます。
とくに夕方からの便では、夕焼けに染まる海やイルミネーションで彩られた景観を楽しむことができ、日没後はライトアップされたレインボーブリッジも楽しめます。
また、観光クルーズの魅力は何といっても、船上ガイドによる名所や歴史をご紹介する生ガイドです。
中世を経て徳川幕府開府後に様々な文化が開花した江戸の頃より、川沿い海沿いの水辺には現代の東京でも様々な名所が残っています。
大都会ながらも沢山の歴史的な名所がある東京の魅力を、船上ガイドが逸話や歴史小話を交えてご案内します。これこそまさに観光クルーズの魅力です。
水上バス
隅田川を航行する水上バスは、いつでも気軽に乗れるクルーズです。通年を通して運航しているため、どの季節でも乗れて四季折々の景色を堪能できるのが魅力です。
水上バスはほかの船と比較しても大型で大勢の乗船客が収容でき、運航中の船の揺れもほとんどありません。雨天でも屋内に入れば濡れることはなく、天気のいい日は屋外デッキで川風を感じることができます。
席が空いていればその場でリーズナブルな価格でチケットが買えるため、近年はインバウンド客にも人気のクルーズです。
屋形船
隅田川やお台場での水上の名物といえば屋形船が挙げられます。天婦羅やお刺身など美味しい料理に舌鼓を打ちつつ、飲み放題のビールやサワーなどのお酒を楽しむ、まさに東京の定番の舟遊びです。
高級料亭に引けを取らない陸上厨房設備を備えた運営会社もあり、食にこだわりのある乗客が十分満足できる料理を提供している屋形船も多数存在します。
忘年会や歓送迎会など、企業・団体の貸切で宴会を楽しむ場合もありますが、乗り合いで一般客の乗船を受け付けている屋形船もあります。
ディナークルーズ
東京湾のクルーズではもちろん乗船だけでなく、食事を楽しみながらの贅沢な時間が過ごせるディナークルーズも人気です。本格的な料理を味わいながら、東京の景色に浸ることができるため、特別な日にもおすすめです。季節ごとの特別メニューが用意されていることもあり、旬の食材を使用した料理を味わうことができます。盛り付けや味も工夫されており、目だけでなく舌でも楽しませてくれます。これらのクルーズプランは、ロマンティックな雰囲気のなかで船上のひと時を体験できるクルーズです。
乗船のみの選び方
乗船のみのクルーズプランを選ぶ際、いくつかのポイントに注意すると良いでしょう。まず、出発地や目的地を確認することが重要です。東京都内には多くのクルーズがあり、それぞれ異なるルートを持っています。例えば、隅田川を下るクルーズもあれば、東京湾内を周遊するクルーズもあります。
次に、運航時間をチェックしましょう。昼と夜では見える景観が大きく異なるため、夜景を楽しみたい方は夕方出発のクルーズを選ぶとよいでしょう。それぞれのポイントをご紹介します。
時間帯で選ぶ
クルーズを選ぶ際に、時間帯を考慮することは非常に重要です。昼間のクルーズと夜のクルーズでは、体験できる景色や雰囲気が大きく異なります。昼間は、東京の名所を明るい陽の下で楽しむことができ、東京スカイツリーやレインボーブリッジを背景にした景色は格別です。家族連れや友人同士で、賑やかな雰囲気の中で過ごすのに適しています。
一方、夜のクルーズはロマンチックな雰囲気が漂います。照明の入った高層ビル群が立ち並ぶ東京の夜景は美しく、隅田川に架かる橋はそのほとんどがライトアップされるため、最近はアマチュアカメラマンの方にも人気の撮影ポイントとなっています。デートや特別な日の記念撮影に最適なロケーションとして、夜空に輝く星と共に、東京の夜景を背景にした思い出の一枚が残せるでしょう。
このように、時間帯によって得られる体験が異なりますので、プランを選ぶ際にはぜひ考慮してみてください。自分自身の目的や状況に合わせたクルーズを選ぶことで、より素晴らしい思い出を作ることができるでしょう。
予算で選ぶ
クルーズを選ぶ際、予算は非常に大切な要素です。クルーズの料金プランは価格帯が広く、手頃なものから高級なものまでさまざまです。まずは、自分の予算を明確にすることが重要です。
リーズナブルなプランであればやはり乗船のみプランとなります。タイパとコスパを兼ね備えて東京の水辺を楽しむことができます。
一方で、特別な日やデート目的であれば、少し高めのコースを検討してみるのもいいでしょう。食事が付いているプランや、特別なイベントを楽しめるクルーズも多数あります。ゆったりとした時間を過ごすことで、思い出に残る体験ができることでしょう。
予算は大切ですが、自分が何を重視したいのかを考えながら選ぶことが、素晴らしいクルーズ体験につながります。
出発場所で選ぶ
東京でのクルーズ体験は、出発場所によって大きく変わります。東京都内には臨海エリアにアクアシティお台場や竹芝桟橋、隅田川を上流に上がると浅草周辺、日本橋船着場や東京スカイツリー真下のおしなり公園船着場など、様々な乗船場所があります。
東京湾の景色を眺めるのか、隅田川をクルーズするのか、小型船しか入れない神田川や東京下町の河川を探検するクルーズに乗るのか、ご自身の体験したいクルーズにあわせて乗船場所を選ぶのも重要です。
クルーズ体験の楽しみ方
クルーズ体験の楽しみ方は多岐にわたります。まずは船上からの景色を楽しむことが挙げられます。普段見慣れてた景色も、船上から見ると全く違って見えることがあり、都内に長年住んでいる方でも船からの景色に驚かれることは多々あります。
また、運航コース上の名所や歴史をご紹介する船上ガイドも重要です。
ガイド方法はベテラン船上ガイドの生ガイドから、自動音声によるガイドまで、その方法は様々ですが、陸上からは違った景色が見れる船上ならではのガイドの案内は、クルーズの魅力を高めること間違いなしです。
なお、クルーズ会社によっては、飲食物の持ち込みが自由な船もあります。居酒屋さんとは異なるいつもと違った船上という環境の中で、水面を眺めながらの美味しいお弁当とお酒は格別です。もちろんがれおんはお持ち込み自由となっております。都心の喧騒を忘れさせて、ぜひいつもと違ったひと時をご堪能ください。
事前に知っておくべきポイント
クルーズを楽しむためには、事前に知っておくべきポイントがいくつかあります。まず、乗船時間を確認しておくことが重要です。多くのクルーズは定時に出発するため、乗船場所を前もって確認の上、余裕を持って現地に到着することが大切です。とくに人気があるクルーズプランは、事前の予約が必要な場合がありますので、早めの申し込みをお勧めします。
持参すべきもの
服装や持ち物についても考慮が必要です。風が強い時期や夜間は寒さを感じることがあるため、軽い羽織物を持参すると快適に過ごせます。屋根のないオープンボートで運航するクルーズもありますので、雨天予報の場合はレインコートのご持参をとくにお勧めします。がれおんでは、屋根なし船で運航する便は「予約カレンダー」にその旨が記載されておりますので、事前にご確認が可能です。
次に、日焼け対策としての帽子やサングラスも重要です。とくに夏場は、直射日光が強くなるため、快適に過ごすためには欠かせません。また、デッキで過ごす時間が長いので、日焼け止めを塗ることもおすすめです。がれおんでは周りのお客様にご配慮いただければ日傘もご使用いただけます。
また、夏季は水分補給用の飲料水のご持参も大切です。
まとめ
東京で楽しむクルーズの乗船のみプランは、特別な体験を提供してくれます。水上から見る東京の景観は、日常では味わえない新鮮さがあります。
この乗船のみのプランは、比較的手軽に利用できるため、観光に忙しい方や初めて東京を訪れる方にもおすすめです。デートでの利用はもちろん、家族旅行にもぴったりです。
手軽に楽しめる東京のクルーズで、特別なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。皆様の新しい体験をぜひお楽しみください。